Tree of Savior 【ToS】 のオープンβテストをやってみた感想。
MMORPG「Tree of Savior」のオープンベータテスト(以下OBT)をやってみた。
どのくらいやったかというと、Lv50までだった。そこで私は飽きてやめた。
おいおいおい!レベルキャップ280のゲームでLv50までしかやってないんだったら、
まともにレビューなんて書けるわけねぇだろ!!と思いました?それ、間違いです。
私はMMORPGは沢山やってきた。
それこそ前身と言えるラグナロクオンラインやもっと古いウルティマオンライン…
最近でいえばFF14、Archage、黒い砂漠、エルダースクロールオンライン、
WoW、ラカトニアやナタルオンライン、PSO2、チョコットランド、etc...。
本当にたくさんのMMOを経験したし、大きなギルドを作ったり所属したり、
身内でこじんまりとこつこつまったりやったり、
中にはやりこんで鯖内1位を維持したゲームも存在する。
だから、そんなMMO大好きな私がLv50で飽きてやめてしまうということは、
それだけでレビューに出来るだけの問題点があったという事だろう。
もちろん、好みは千差万別だし、
MMOの最も魅力的な部分はゲームの深層部分、
つまりエンドコンテンツに多く含まれていることも理解しているが、
それを踏まえた上でも、
十分な問題提起が出来ると感じた事から現時点レビューすることにした。
プレイ自体ろくにできない。⇒ログインがし辛い。
さて、まず書かなければ行けないことは、(あまり書きたくはないが)
このゲームはログインオンライン状態であることだろうか。
MMO経験者にとって、ゲームを長く続けたいと考えているのであれば、
人口が多いサーバーを選択するのは必然と言える。
何故ならMMOは例外なくいずれ人口が減少していくゲームだからだ。
自分のプレイしているサーバーの人口が減少すればするほど、
MMOはMMOではなくなり、単なる広大な世界観のソロプレイRPGになってしまう。
だから基本的には飽きない面白いMMORPGを期待して、
続ける前提で人口の多いサーバーを選択する事になるわけだが、
OBT初日はライマ鯖でゲームプレイするまでに4時間半以上待たされた。
先ずはログイン競争。んでもって3時間半後くらいに鯖限定メンテが入って、1時間。
やっとIn出来た頃には帰宅勢も相まってものすごい混雑状態だった。
まぁ混雑すること自体はストレスでもありつつ、入場待ち3000人とかありつつも、
ゲームへの期待など良い面もあるわけで、運営がネ糞ンという点を差し引いても、
MMOのスタート時にはよくあることなので、殊更問題視する必要はないだろう。
Tree of Savior のつまらない部分
Tree of Savior の問題点は、他人との関わりの薄さにある。
MMORPGの醍醐味は何か?
それは見知らぬ他人と同じ世界を共有することに他ならない。
だがLv50まで2~3日かけてたどり着いた私は、
その間一切他人と関わりを持つ必要が無かったし、
むしろ他人はMob狩りやクエストアイテム回収の邪魔でしかなかった。
そしてLv50からはインスタンスダンジョンが登場するが、
私はもうその時点で他Playerに呼び掛けてパーティを集めるのが億劫になっていた。
だから辞めた。それ以上継続するモチベーションが出なかったのだ。
他人との関わりなんて自分から作っていかなきゃ出来るわけがない。
いやそんなのわかってる。
だが突如50lvからパーティ前提の仕様のIDを出すならば、
それまでの導入でパーティの組み方やらなにやらがあっても良いのではないか?
結局は一人用のクエスト付きのハクスラでしかなかったのだ。
NPCとMOBとを行き来してストーリーを進めるだけの退屈な世界だった。
またLv50までに生産系に関するアナウンスも見られなかったし、
兎に角退屈なクエストクエストMOB狩りMOB狩りの連続だった。
結局従来のMMOと変わらない【量産型】という印象しか受けなかった。
yowakutemokatemasu.hatenablog.com
このゲームは最終的に、
大人数で仕掛けなければ倒せないようなモンスターもバンバン登場する。
だからコミュニティは必須になってくるのだが、
ギルドを作るためには雑魚キャラを育成しなければならないという面もあり、
少なくともOBT開始時は人との関わりに対するコンテンツが少なすぎるように感じた。
兎に角、NPC相手に会話を繰り返し一人用RPGを進め続けて、
レベルに応じたIDが登場したらその際は都合の良い仲間を見繕うといった感じで、
このMMOに「誰かに会いに行く」とか「誰かと一緒にプレイする」ということは
求めることはできないんだろうと感じた。
期待していた職業に関しても、特色あるスキルは大して存在しないし、
スキル名すら他のゲームで見たことがあるようなものが多く退屈なものだった。
最強の職業が~とか、強職が~とかそういった流れはよくあることだが、
職業の再選択が課金でも不可能で、アナウンスも不十分であるため、
Lv280まで上げても完全な徒労に終わる可能性もある。
玄人向けゲームだし、玄人向けというよりは苦行好き向けといった感じだ…。
結局私はこの↓BigFarm↓の方がおもしろんじゃねーか?と思うくらいだった。
BigFarmについての記事はこちら。
Tree of Savior のつまらない部分はやりこめば改善するのか?
私はしないと思う。
結局MOBを狩ることに面白さを見出せなければ、このゲームは続けられないだろう。
操作性も決していいとは言えないので、狩りの爽快感もイマイチだ。
そして何より、私がLv50で退散してしまうということは、
他の興味のない人たちはもっと面倒くささを感じているんじゃないかということ。
脱落者が増えれば人口は減る。MMOは人口が減ればよりつまらなくなり、終了だ。
傲慢な言い方かもしれないが、
歴戦のMMOプレイヤーである私がLv50で振り落とされるゲーム導入では、
面白いMMOの世界が構築されるとはとてもじゃないが思えない。
まだOBTとはいえ、根幹のサービスに関しては海外ですでに稼働中であることから、
大きな変更は期待できないだろう。
Tree of Saviorの良かった点
1、キャラがかわいい
NPCがだいたい若くて可愛い巨乳だ。(別に私は巨乳好きではないが)
最近は余りにも強い貧乳信仰を目にするせいか、
ロリ・幼女などというジャンルが目に余る印象があったので、
整形かもしれないが胸が大きいキャラクターを起用していることは、
今までの流れと違い新しいスタイルだと感じた。
またその他の立ち絵や操作キャラクターのデザインもとてもかわいらしい。
2、ボス戦が多い
従来のクエスト消化系MMOと比較すると、ボス級モンスターとの戦闘が多い。
これ自体は退屈なストーリー消化を飽きさせない良い演出だと思った。
ただそれでもLv50までに10回以上繰り返されると、
あぁまたボスか…とボスすらMOBのような感覚になるだけで長くは続かなかった。
まとめ
・ログインするだけで大変なゲームだよ。
・クエストとMOB狩りを繰り返すゲームだよ。+精々IDだよ。
・人との関わりはほぼ必要のないゲームだよ。
・職業システムは別に画期的ではないよ。
・キャラはかわいいよ。
・ボス戦は多いよ。
・少なくとも私をのめり込ませるだけの導入構成ではなかった。
無料でプレイできるので、興味がある人はまず触ってみたらいいと思うが、
やはりLeague of Legendsの様に、
常に他人とコミュニケーションを取らなければ成立しないゲームは非常に面白い。
ポケモンGOやToSなど話題に上る作品は多くあるが、7年もサービスを継続して、
未だ世界一の同時接続を維持するLOLは素晴らしいゲームだと改めて思い知らされる。
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後書き
どんなに三口目以降おいしくなる料理でも、
一口目で席を立たれてしまうのであれば失敗作。といった所だろうか…。
思えばTree of Saviorを知ったのは1年半以上前だった。
楽しんでいる人に水を差す様で悪いが、期待が膨らみすぎていたのかもしれない。
だから今回の記事はあくまでイチ個人の感想だと思って読んでほしい。
ゲーム起草から運営開始までに時間がかかればかかるほど、
ゲームの構想は古臭いものになってしまう。
このゲームは2013年に公開されていたらあるいは多少違ったかもしれないが、
MMOのクオリティとしては黒い砂漠の方が完成されていると感じたし、
結局はLOLが最強に面白いんじゃね?って思った。あとPoEも面白いけど。