こりゃぁひでぇ…。シャドウバースの大会会場が豚小屋! !
君はこのエントリーを既にみただろうか?
Shadowverseプレイヤーのchomosh氏のブログのエントリーだ。
大変恐縮ながら私は話題になるまで知らなかったブログなんだが、
e-sports関連と言うことで私のタイムラインにも浮上してきて知ることになった。
書いてあることを要約すると
・全試合配信するって言ってたのに一部しか配信しなかった。
・もともと配信する気が無かったのに機材トラブルと嘘をついた。
・トーナメント組み合わせが運営により恣意的な操作を受けていた。
・有名プレイヤーだけを意図的に組み合わせてそこだけ配信した。
・賞金も、あり⇒検討中⇒直接の連絡なく賞金の削除。
League of Legendsのブログで取り上げるのもどうかと思ったが、
e-sportsシーンに関わっている私からすると他人事じゃなかった。
ちょもす氏側の意見だけしか参考資料がないが自分の思うことを書きたい。
はっきり言って大会運営のずさんさってのはLOLでもよくあることだ。
今では様々な関係から言及した記事を既に削除してしまっているが、
LJLでも過去には不正が起きてもろくな処罰を受けなかったり、
運営側の都合で全日の夜に急遽対戦サーバーを変更し、
準備が間に合わず出場出来ないプレイヤーを発生させたり、
大会前日に賞金を変更したり、
トーナメント票を恣意的に2分割したりと言うことがあったので、
他人事とは思えなかった。
はっきり言って、現状のe-sportsはゲームを愛する人間が、
企業や一部の人間に食い物にされる世の中になっていることは間違いない。
それこそ日本で給料を貰ってプロを名乗っている人間ですら、
それに賭ける為の代償を考えればとてもじゃないが割に合わない戦いをしている。
腕が落ちれば仕事がなくなる。強いプレイヤーを引き抜ければ仕事は無くなる。
ゲームが過疎れば仕事はなくなる。退職後の保証は皆無。
契約の詳細は知らないが、恐らく退職金もろくに支給されないだろう。
それでも戦い続け、世界を目指し続けてくれるのは、
そのプレイヤーたちがゲームを愛してくれているからに他ならない。
私たちを先導して旗を振ってついてこいと戦場を駆け抜けてくれるのは、
そのプレイヤーたちがゲームを愛していてくれるから出来ることなんだ。
それなのにその情熱を利用して、蔑ろにする企業は許せない。
いや、許せるとかは私が許さなかろうが企業が無くなるわけじゃないので、
そういう意味ではぶっちゃけどうでも良い。どうでも良いけど、
そんな企業が蔓延したら、e-sportsシーンは終了してしまう。
だって、愛して情熱をかけて、
人生を文字通り「賭け」てくれているプレイヤー達に対して、
量産できる道具以下の扱いをしていたら誰もそのゲームをやらなくなるよ。
プロが生まれることもないし、プロになりたいと思う人も生まれないし、
素直にゲームを楽しむことすらままなくなるよ?
プレイヤーに対して誠実さを欠く様な運営はしないでほしい。
別に何でもかんでも完璧にやれって言うわけじゃないよ。
トーナメントだって完全に抽選でやったら決勝が盛り上がらない可能性だってあるし、
配信だって時間的に不可能な場合だってあるだろうし、
賞金だって法律問題やスポンサー問題で出せないこともあるだろうよ。
会場だって配信しない会場に関しては金がかけられないこともあるだろうさ。
けど俺たちはそんなこと全部許せるよ?
だってゲームを愛していて、ゲームやそのコミュニティが盛り上がってくれるなら、
自分が多少の不利益を被ったって構わないって気持ちがあるもん!!
ゲーマーとして配信に出ることや、プロを目指すことに対して、
社会的にメリットよりデメリットの方が多い現状で協力している以上、
最初から自分の利益追求だけをするプレイヤーなんか殆どいないんだからさ!!
だからさ、だったらさ、最初から全部説明してくれよ~(涙)
別に無理に金かけろとか俺たちに都合よくことを運べなんて言わないからさ、
最低限「誠実さ」だけは見せてくれよ。
その位だったら出来るだろ!?
物事が決まったら連絡は直接、出来るだけ早く行うとか、
当初予定よりも明らかにプレイヤーが不利・不利益を被るなら詳しく説明するとか、
運営側に非があるならきちんと頭を下げるとか、
問題ある行為があったらきちんと世間に対して公表するとか、
内部告発に対しても社会通念上の真っ当な処置を行うとかさ、そういう所よ。
頼むから誠実な運営を心がけてください。
機材、賞金、そんなものはどーでもいいです。
e-sportsを食い物にしたいなら、最低限でいいから、きちんとした運営をして下さい。
参考資料
僕らのブロックは別室の豚小屋みたいなところに押し込められてるんですが、隣の部屋から「今日はよろしくお願いしまーす!」とか賑やかなリハーサルの声が聞こえてきて社会の厳しさを味わってます
— chomosh (@chomosh) 2016年11月26日
隣の配信に乗ると邪魔なので私語厳禁です。よろしくお願いいたします。
— chomosh (@chomosh) 2016年11月26日
“対戦台”に着席しろと言われたので着席します。よろしくお願い致します。 pic.twitter.com/ARJud7uL16
— chomosh (@chomosh) 2016年11月26日
まとめ
・AbemaTVのShadowverse大会で不誠実な運営が行われた。
(この大会はShadowverse運営のCygamesとしては非公式。)
(ただしAbemaTVもCygamesも親会社は一緒=母体は一緒。)
・俺たちは出来ないことまでやれとは言わない。
・けど俺たちプレイヤーを食い物にするなら最低限、誠実に食い物にしてくれ。
彼のエントリではこうありました。
「餌をチラつかせれば釣れ、
実際には餌が無くても怒ることのない、よく釣れるアホな魚」
まさに今の日本のe-sprots界を表現している言葉だと思います。
もちろん、誠実に、本気でビジネスモデルを模索している人も沢山います。
プレイヤーたちの今後を考えてチーム運営している人が沢山います。
ちゃんと国内最大級の賞金用意して心を込めたシャドバ大会も開かれています。
しかしこういう運営はそういう人たちも全部裏切っているんだってことです。
↓↓↓↓↓関連記事↓↓↓↓↓
yowakutemokatemasu.hatenablog.com
後書き
はっきり言って私は基本的にプレイヤーとして成就する気は強くない。
チャレンジャーを目指すための労力や時間、訓練量、
ゲーミングハウスでの共同生活、更に実名公開や顔出しのリスクを背負うことが、
自分の人生と天秤に掛けた時にとてもじゃないが難しいこと極まりないからです。
はっきり言って「おっさん」の考え方だと思っています。
だからこそ応援したい。
情熱を燃やして、前線で戦っているプレイヤーたちを心から応援したい。
だから不誠実な事は許せない。
不誠実なプレイも、プレイヤーも、運営も、大嫌いだ!!
失敗しても、心だけは真っ直ぐで居て欲しい。そうe-sportsに願うnamasuoであった。